筋肉は伸びる?


筋肉は伸縮運動 と言うけれど・・・


伸縮運動の 「縮」 は分かる。
では 「伸」 は。
多くの方が 「筋肉は伸びる」 と思っている。


筋肉の構造を勉強している人なら分かるはず。
筋肉 → 筋繊維束 → 筋繊維 → 筋原繊維 → 2種類のフェラメント と成る。


この 2種類のフェラメント は
「アクチン(細い)」 と ミオシン(太い)」 の2種類。
アクチンがミオシンの間に 滑り込む事で筋長が短く なり、
滑り込んだフェラメントが 離れる事で筋長は長く なります。
つまり、2つのフェラメントが入り込んだり離れたりで、
筋肉の伸縮が行われると言う事です。


ならば、アクチンが離れるという事は 「伸びる」 ではなく、
「離れる(緩む)」 と表現しなければいけない。


よく、マッサージ後、筋肉は 「緩む」 と表現する。
適切なマッサージを行った後は緩み(フェラメントが離れ)ますが、
この 緩むと表現 しながら・・・ 「伸びる」と思っている。


「伸びる」とは、「長くなる」との意味もあるが、
多くの人は、ゴムの伸縮のようなイメージを持っている。


分かり易く「伸びる」と説明しているつもりかも知れないが
解釈が違う為に、この 「伸ばす」が大手を振ってまかり通って いる。


健康で復元力のある組織ならいざ知らず
障害部位 、 復元力のない組織 、 また使い過ぎ等
「伸ばして良いのかな?」と 物理的 に考えてごらん
常識と思い込んでいる事 が 正しいとは限りません よ。


貴方の身体は自分で治そうと頑張っています。
  持ち主の貴方が、チョッとだけ
    お手伝いしてあげませんか
キネシオテーピング法は人々の為、地域の為にキッと!成ります